非常勤・兼担2011年04月15日 16:41

この前期には、大学の先輩から頼まれた関係で、大阪学院大学にて物権法の講義を担当することになりました。

非常勤講師控室はたいそう立派で、まるで高級ホテルのロビーのようでした。 いくつかの大学で非常勤の経験がありますが、ここは群を抜いていると思います。 とはいえ、印刷機が一台しかない中、レジュメ等の印刷は教員各自で行わなければならないのは不親切だと感じます(ペーパーレス化への移行措置なのかもしれません)。 大学まで自宅からは約50分で到着するのですが、朝1,2限の講義のため、慣れない満員電車には苦労しそうです。

また、関学のロースクールでこの春学期のみ民法総合演習を兼担で担当することになりました。

ご留学中の先輩の代わりなのですが、初めての担当であり、また実務家の先生とペアですので、緊張感があります(肩が凝りそうです)。 ロースクールにおける研究者教員の役割について、とりわけ学説の捉え方について大いに考えさせられますが、あくまで判例・通説の考え方を理解するうえで必要な限りで対立見解に触れるというスタンスが良いのかもしれません。 基本的な考え方の「仕組み」を理解しやすく提示できれば、教員としての合格ラインなのでしょうか。 せっかくの機会なのでいろいろと考えてみたいと思います。

とはえい、あくまでも外様ですので、受講生の邪魔にならないように講義の進行は実務家の先生にお任せして、私はサポート役に徹するつもりです。 受講生各位の真剣な眼差しに接し、準備などが大変そうではありますが、新鮮な気持ちで授業に臨めそうです。

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