ドイツのお茶会2009年10月29日 04:59

先週の土曜日ですが、地元のドイツ人のご家族からお茶にご招待されました。

以前にも書いたかと思いますが、こちらは土曜や日曜の午後に友人を招いてお茶会を催すのが習慣のようです。 まずはコーヒーにケーキをいただいて、その後はまた別なケーキが出てきて、今度は紅茶が出てきて…、パーティーは夕方の6時、7時まで続きます。

さて、その方は、子どもの通う小学校のお友達のお母さんの妹さんご夫婦です(長い…)。 奥さんが18年ほど前に日本に短期留学をされていたそうで、簡単な日本語を話されます。 そういうこともあって、妻がその奥さんと仲良くなったので、今回は私も含めて家族でお邪魔することになりました。

そのご家庭にも1年生の双子のお子さんがおられ(ただし、別の小学校ですが…)、うちの子供たちとすぐに仲良く遊んでいました。 表で遊んでいるときに、近所の子ども達が寄ってきたそうなのですが、その中の3、4歳くらいの男の子が、うちの子供たちに「お前のドイツ語は変だなあ」とからかってきたそうです。 きっと外国人が珍しかっただけで、あまり悪意はないのでしょうが、うちの子どもは「じゃあ、君は日本語は話せるの?」とドイツ語で言ってやったそうです。

こういう会話ができるようになったことに、改めて子どもの成長を感じさせられました。 親の都合で無理にドイツにやってきて、それも日本人学校のない地方都市に連れてきてしまったのですが、今ではそれでよかったかなと思っています。

ところで、ご主人はまったく日本語を話されないのですが、偶然にも、ミュンスター大学の法学部で博士号を取られた方で、私のお世話になっている教授が口頭試問の審査員だったそうです。 そういうことで話が盛り上がり、つたないドイツ語ですが、私の研究についても彼と話ができました。 最後には、ドイツ民法のコンメンタールを引っ張り出して、その条文はこうだあーだなどとあらぬ方向に盛り上がってしまいました(妻達は少々呆れ顔でしたが…)。 ですが、私個人的には、非常に楽しかったです。

コメント

_ ヒロナガ ― 2009年11月01日 08:30

先生、お久しぶりです。
お茶会、素敵ですね。ドイツ語は全くできないですが、参加してみたくなってしまいました。

「じゃあ、君は日本語が話せるの?」とそんなツッコミ返しができるようになるとは…。
先生のお子様達の成長は目覚しいものがありますね。お子様達も、いろいろと苦労を重ねたと思いますが、その苦労が着実に力になっているのだなと思います。

学者同士の会話には奥様方はやっぱついていけないですよ…。日本語でも、ドイツ語でも。

_ watanabe ― 2009年11月01日 10:07

ご無沙汰ですね、お元気ですか?

今回訪問したお宅はいわゆる近郊の新興住宅街にあって、3階建て(地下1階)のそれは素敵なお宅でした。
お庭が広くて、さらにその先は果てしなく広がる草原なので、リビングからの眺めは最高でしたね(ちょっとうらやましい…)。

また奥様も旦那様も非常に親切な方だったので、私のつたないドイツ語も真剣に聞いてくださいました。
しかし、日常用語より専門用語が私の頭に入っているせいか、法律の話の方が理解できることには不思議がられていましたね…。

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