ベルリン12010年02月21日 02:54

今回のベルリン訪問の目的は、ドイツ民法およびヨーロッパ私法に関連する研究資料の収集にありました。

まずは、写真のとおり、ポツダム広場にあるベルリン州立図書館(STAATSBIBLIOTHEK ZU BERLIN)に行ってきました。 ベルリンも雪が多く残っていましたが、幸い滞在中は雪や雨に見舞われることもなく、通りはそれなりに除雪されていましたので、まあなんとか1度だけの転倒で済みました(って、やはり転びました…)。 入館手続きを済ませて中に入ると、想像以上に大きな図書館でした。 説明しづらいのですが、大きな吹き抜けのなか5階くらいまでの構造となっており、明るくて開放的で、あちらこちらに閲覧・自習用の机が設置されていました。 そして数多くの若者(中には年配者も)がなにやら色々な勉強にいそしんでいました。 また、法律関係の古い書籍や地域的な書籍もそれなりに充実していて興味深かったです。

そういえば、はるか昔の受験生の時分に、大阪市立図書館の自習室に行ったときのことをふと思い起こしました。 もちろん今の様子は知りませんのできっと改善されているのでしょうけれど、隣の人と肘がぶつかるくらいのスペースに大勢が詰め込まれていた記憶があります。 このような状況は大阪市に限らず、私がこれまでに訪れたことのある日本の多くの公共図書館も、比較的に自習スペースが狭いように感じます。 ベルリンの図書館は有料でしたが(1ヶ月10ユーロ、1年25ユーロ)、日本もいくらかの利用料を取ってでも、もう少し内容を充実させ、スペースも余裕のある設計にして欲しいと思いました。

コメント

_ Sera ― 2010年02月21日 08:20

うらやましい環境ですね。
日本で自習室があっても仰るように肘と肘がぶつかるような狭いスペースですね。
ないところも多くて喫茶店とかで勉強される方もおられます。
スウェーデンの図書館もすごく大きくて個室が(戸は開く放たれています)たくさんあり
その個室も重厚なインテリアで哲学の勉強が向いているのでは?と
思うようなしつらえでした。うらやましい限りです。
狭い家では勉強もはかどらないでしょうから公共の自習室が
たくさんあればと思いますね。きっと優秀な人材が生まれると思うのですが・・・

_ watanabe ― 2010年03月01日 01:29

コメント有難うございます。

やはり日本の図書館はスペースが狭いですよね(地価が高いのでしょうがないのかもしれませんが…)。いつかスウェーデンの大学や図書館も訪れてみたいです。

先週はハンブルクに行っていましたので、また時間をみてそちらの様子も更新したいと思います。

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