2011新学期開始2011年04月12日 11:23

2011年度、新学期が始まりました。 新たに3年生ゼミ25名を迎えて、ゼミの方針も見直しながら、心機一転、頑張っていこうと思っております。

昨年の夏以降は、在外研究の成果の一端をまとめるため、論文の執筆に勤しんでおりました。 昨今の大学の状況において、教育と他業務に加えて本格的に研究を進めるのは難しい時代になっていることを実感しつつ、睡眠時間を削って何とか論文2本と判例評釈1本を書き上げました。

そのためもあってか、ずっと体調を崩し気味でしたが、この春休みでなんとか持ち直してきたところです。 昨年の秋にはブログも再開と意気込んでいましたが、その時間すら取れない状況にありました。 まあ、このブログも時々の記録として、肩に力を入れずに細々と続けられればと思います。

さて、先月には、拙稿の第一弾として「一般免責請求権論―ドイツ法の紹介と日本法への示唆―」法と政治61巻4号103頁以下が公表されました。 また、最高裁平成22年6月17日判決に対する判例評釈として、「瑕疵ある建物の買主が工事施行者等に対して不法行為に基づいて建替費用相当額の損害賠償を請求する場合における居住利益等控除の可否」判例評論625号(判例時報2099号)182頁も公表されました。 書き上げてから時間もたっていますし、内容的には不安な面もありますが、その賛否を含めて、社会や学会等において何らか寄与するところがあれば幸いです。