ゼミ内討論会2013年10月15日 13:41

ゼミ内討論会(3年生)の様子です。

3年生の秋学期後半には班での判例評釈(研究)を予定しているのですが、前半は1つの事例問題について4班に分けての報告・討論会を行いました。

その趣旨は、春学期に行った事例問題演習の総まとめを主眼におきつつ、また4年生春学期の就活・資格試験等による欠席の先取的代替措置もかねています。 昨年は原田ゼミとの学内2ゼミ対抗討論会を行ったのですが、本年は予定が合わず、渡辺ゼミ内での単独開催となりました。

結局のところ、春の対抗討論会を含めて、3年生ゼミでは1年間に4回報告をしてもらうことになりますので、一般的なゼミの報告回数に比べて、おそらく少し負担は重くなっているかと思います。 ですが、あまり他と比べることなく、今いる場所で自身の能力を高めることに尽力してほしいと思います。

さて、その討論会ですが、土地賃借人が賃借権の対抗要件を備えない場合に土地所有者が土地を売却した場面を想定し、「賃貸人たる地位の移転」を題材に相当応用レベルの問題を出題しました。 準備期間が2週間少々とタイトな日程のなか、各班ともにしっかり準備を進めてくれました。 討論会も質疑応答が活発に行われて、90分があっという間に過ぎた感がありました。 しっかり取り組んでくれた人は、必ず次につながる経験を得られたと思います。

その一方で、各班6~7名のうち一部の人の活躍ぶりが目立っているなか、質疑応答に加われない人も相当数見受けられました。 事前配布レジュメの作成に全く協力しなかったとは見ていませんが、本番は討論会ですので、一言も発しなかった人は(厳しく言えば)参加していないに等しいと評価せざるをえません。 ぜひ今後の課題として、自身の質問や意見をまとめて発言する能力と積極性を身に着けるようにしてください。

この水曜日には、別途、4年生ゼミでのゼミ内討論会がありますので、4年生の奮起を期待しております。