結婚式2007年02月04日 15:39

やっとのこと、定期試験の採点も終了しました。 得点調整の結果、受験者の約7割5分が合格する形となりました。 これで単位を落とした者は、かなりの不勉強であったと猛省してください。

さて、昨日は大学時代の後輩の結婚式に行ってきました。 料理も美味しくて、非常に和やかな良い披露宴でした。 個人的にはスピーチも頼まれなかったので、ゆっくり楽しむことができました(I君、楽しい良いスピーチでしたよ)。 ご両人、末永くお幸せに…。

久しぶりに大学の同窓の方々とお話しをしていると、各方面でのご活躍振りが伝わってきました。 私自身、あまり愛校心の強い方ではありませんが、やはり母校の様子は気にかかりますし、縦・横のつながりの大切さに改めて思い至りました。

それと同時に、当大学でのゼミのつながり(とりわけ縦のつながり)をもっと強めることができればと感じました。 大学時代においても、就職活動や資格試験、時には恋愛関係(?)の相談に至るまで、先輩から得られる情報は大きいのではないでしょうか。 このあたり、来期への課題の一つに加えられればと思います。

合格発表の時期です2007年02月14日 15:41

入試日程もほぼ終了し(あとは3月センター利用入試があります)、ここのところ合格発表の時期となっています。

先日のF日程の合格発表の際には、様子を掲示板の後ろの方から眺めていたのですが、合格をして親子で抱き合っている人、おそらくは自宅に電話をしている人、逆に落ち込んだ様子で立ち去っていく人と様々でした。 見事に合格を果たされた人は、関学に入学されるにせよ他大学に行かれるにせよ、これがスタートラインと思って大学生活を充実させるべく頑張って欲しいと思います。 一方で、残念な結果に終わった人も、まだ入試は続くでしょうから、最後まで諦めずに取り組んで欲しいと願ってやみません。

私個人は、高校時代に勉強をサボってしまったことから1年間の浪人生活を送りました。 辛かった日々がふと蘇りますが、人生にはもっと大変なことがあるというのが今の実感です。 しかし、大学受験という一つの課題を乗り越えることができれば、次に降りかかるもう少し高い課題をも乗り越えられる力の源になるように思います。

人生においては(まだまだ若輩の部類ですが…)、何事においても、一歩一歩地道な努力が大事なのだと改めて感じています。

事例問題の作成2007年02月16日 07:37

来年度開催の法律討論会における民法の問題作成を依頼されています。 昨年来、討論会に参加される学生さんたちのために良い問題を作成しようと色々と思い悩んでいます。

先日、下級審の裁判例をもとに1つの事例問題を試作してみました。 そこでの問題点については、2つの下級審判決が同時期に出ているのですが、いずれも対立する見解が採用されています。 ちなみに、最高裁では判断されずにいずれも高裁段階で確定していますので、将来に持ち越された問題といえるでしょう。

なかなか良い問題だとは思うのですが、よく考えてみると少々難しすぎるかもしれないと気づきました。 そこで教科書類を確認してみたのですが、やはり多くのものには論点すら掲載されていませんでした。 このまま出題すると、該当の下級審判決か、いくつかの研究論文を探し出せなければ、問題点すら見つけ出せない発表が多発する可能性もあるでしょう。

結局、この問題は来期のゼミで出題することにして、討論会用には別の事例問題を考えました。 詳細は申し上げられませんが、こちらも良い問題に仕上がったと思います。

ゼミや討論会での事例問題の出題は、学生さんとの真剣勝負だなと感じることがあります。 作成に際しては、まずは問題の骨格を作ったうえで、「ここに気づいてくれるかな」とか、「この問題にどう決着をつけてくれるかな」などと予測しつつ、問題文の中にいくつかの隠れた調味料を加えていきます。 そして発表の当日を迎えて、こちらの意図に気づいてくれたときには、大いに頼もしくもあり、また楽しくもあります。 逆に気づいてもらえなかったときには、残念な気持ちになると同時に、もっと勉強して欲しいとの思いに駆られます。

学生さん達には、以上のような出題者の思いを感じつつ、推理小説を読み解いていくような、はたまた将棋を指すような知的好奇心や勝負心を感じてもらえれば幸いです。

親孝行2007年02月24日 13:40

大学院生の頃から真剣に考えるようになったのですが、何をすれば親孝行になるのでしょうね。 人となりや状況によっても色々でしょうから、なかなか難しいところです。

学生の頃までは、誕生日や記念日にプレゼントをすれば親孝行だろうと単純に思っていました。 いまでも母の日や父の日にはプレゼントを贈るようにしています。 しかし、必ずしも物質的な面ばかりではなく、地に足をつけた生活を送っているとか、学業や仕事をまっとうに進めているとか、病気をしないとか、そういった精神的な面での安心感を与えてあげられることの方が重要ではないかと思うようになりました。

ただその反面、私にも子どもができてからは、少々問題があっても(軽く)心配を掛けているくらいの方が良いのかもしれないと思ったりもします。 私はほとんど親に相談事をしませんが、実は寂しい思いをしているのかもしれません(心配を掛け通しの弟はいますが…)。

普段一緒に生活をしていると、親子ともども嫌になることも多いでしょう。 しかし、私自身、大学2年生の頃から下宿をしていたこともあって、離れていればこそ親の有難みを感じずにはいられません。 だいたいお盆とお正月には実家に帰省していますが、このように年に2回会うとして、平均寿命までで計算すると、あと20回かそこらも会えば、もう二度と会えなくなるかもしれないわけです。 そう考えると、なんだか焦ってしまうところがあります。

「親孝行したいときには親はなし」ということわざがありますが、そうならないためにも今できることは何かをもっと真剣に考えたいと思います。

ちなみに、テレビドラマの「東京タワー」ですが、主人公の「マー君」に共感できるところが多く、つい毎週録画をしてみております。 何かのヒントを得られるかもしれませんね。

春季休業期間2007年02月27日 17:45

私立大学は、入試期間との兼合いがあることから、国公立大学に比べておおむね早めに春休みに入ります。 そのぶん、夏休みは早めに終了することになります。

ここ関学大も1月末に定期試験期間が終了して春休みに入りましたので、学生さんにとってはすでに春季休業期間も半分が過ぎようとしています。 学生の皆さんにとって有意義な休みとなっていれば幸いです(そうでない人は、はやめに切り替えて欲しいと思います)。

とはいえ教員にとっては、試験の採点や入試業務がありますので、2月中旬にやっとのこと休業期間に入ったような感じでしょうか。 以前にも触れたように思いますが、友人などからは「休業期間が長くて良いね」と言われることがありますが、そうも単純にはいえないところがあります。 この期間、研究者としての側面が普段にも増して強調される時期だからです。

ここのところ、ドイツ語の文献を読んだり、日本の判決例を渉猟したり、またじっくりと考えを巡らせたりと、私も研究モードに突入しています(まだペースが掴めていませんが…)。 これから3月を有意義に過ごすためにも、少しずつプレッシャーを高めて、良いペースをつかみたいものです。