休み中で、余り話題もありませんが…2006年09月03日 14:34

大学が台地にあるからか、大学近辺は比較的涼しくなってきました(とはいえ、日中は30度近いですが…)。 セミの「つくつく法師」も鳴き始めましたので、徐々に秋の訪れが感じられる季節になってきましたね。

さて、この時期、あまり話題も無いのですが…、学生の皆さんは「大学」は何をするところ(何のために行くところ)だと思っておられるでしょうか。 色々な見方があるでしょうけれど、おそらく「専門的な知識を得るところ」という答えが一般的なのではないでしょうか。 法学部に行くなら、法律の知識を得られればよいと…。

たしかにそれは一面において正しいと思います。 しかし、大学(学校)には、もう1つ重要な要素があるのではないでしょうか。 それは、頭の能力、すなわち「脳力」を磨くということです。

「頭が良い」と一口に言っても、実際には記憶力、理解力、応用力、表現力、想像力(創造力)、そして事務処理力があると思っています。 これらの能力は、天賦の才という面や年齢による違いもあるでしょう。 しかし、各人のレベルごとに磨きをかければ必ず伸びるものです。

まさに資格試験においては、(知識に加えて)、これらの能力が問われているわけですし、また民間企業の入社試験・面接においても同様だと思います。 そこで、学生の間に(もちろん卒業してからも)、「脳力を磨く」という意識も持ちながら、法律の勉強・試験やその他の問題に取り組んで欲しいと感じています。

いまのうちに脳力を高めておけば、試験のためだけでなく、社会に出てからの仕事や活動に必ずや生きてくるでしょうから。

新司法試験の結果発表2006年09月21日 20:17

ご存知の方も多いと思いますが、本日16時に新司法試験の結果が発表されました(法務省のホームページで確認できます)。

受験者2,091人(出願者2,137人)中、合格者は1,009人(合格率約48%)でした。 旧司法試験と比べると、(初年度の)合格率は格段にあがった訳ですが、ロースクール入試を通り抜け、さらに2年間みっちりと勉学を重ねた中での半分弱という数字は、なかなか大変なものだったのではないでしょうか。 さらに次年度以降は、今回苦杯をなめた人や未修コースの人が加わってきますので、ますます厳しくなっていくと予測されています。 とはいえ、新司法試験の合格者枠も順次増えていく訳ですから、法曹への目標を見出した学生さんには、あまり悲観的にならずにロースクールを目指してもらいたいと思います。

ただ逆に言えば、目標が別にあるにもかかわらず、法学部生だからといってあえて厳しい試験にチャレンジする必要性もないと思います。 結局は「自分の特性を生かしつつ、どのような人生を送りたいか」ということにかかっているのでしょう。 どの道に進むにせよ準備には時間がかかりますから、学部生の方には早めに目標設定をして欲しいと願っています。

ちなみに、大学別の合格者数も発表されています。 関西学院大学のロースクールでは、64名が受験した中で28名が最終合格の栄冠を勝ち取られています。 ここ関学に限りませんが、合格者の方々およびロースクール関係者の方々は相当の努力をされてきたことでしょう。 直接かかわらない人間の無責任な言葉で恐縮ですが、ここから新たな伝統が育っていくことを願ってやみません。