関関交流ゼミ――合同討論会2011年07月11日 17:59

更新が大変遅れましたが、さる6月18日(土)午後、関学大・渡辺ゼミと関大・寺川ゼミ(いずれも3年生)との合同討論会が行われました。 昨年は関大で開催されましたので、本年は関学大での開催となりました。

そもそも寺川先生とは研究会や懇親会でご一緒する機会が良くあるのですが、これまでにもゼミについてお話させていただくことがありました。 その際に、他大学との交流を図りつつ、判例についてじっくりと検討する機会があれば、学生さんにとって良い発奮材料になるでしょうね、という点で意見が一致して、昨年から交流戦を開始することになりました。 (昨年の模様についてご興味のある方は、過去記事をご参照ください。)

討論会の開催あいさつの後、まずは、関学大ゼミから先攻報告として、「民法704条後段の趣旨」(最判平成21・11・9民集63・9・1987、判時2064・56)に関する発表が行われました。 その後、約50分ほど質疑応答の時間が設けられました。 次に、関大ゼミから後攻報告として、「無断転貸と背信行為の成否」(最判平成21・11・27裁時1496・15、判時2066・45)に関する発表と、引き続き質疑応答が行われました。

それぞれにじっくりと質問を考えて来ていただけあって、なかなか興味深い指摘があり、またそれに頑張って応えようとする姿勢が印象的でした。 今回は、急きょ関大の馬場先生にもご参加いただけましたので、昨年にも増して緊張感の高い、実りある討論会となりました。 それぞれのゼミ生にとって、きっと得るものが多かったのではないでしょうか。

討論会終了後は、阪急・西宮北口駅の居酒屋さんで懇親会が開催されました。 普段はなかなか接することのない他大学の学生同士ですが、すぐに打ち解けあって、大いに盛り上がった、楽しい会となりました。 秋学期にもこういった交流の機会を持ちたいという学生さんからの積極的な声が数多く聞かれ、企画した者としてもありがたく、またこれからが頼もしい限りです。

いずれのゼミでも、準備のために学生委員の人が何かと骨を折ってくれました。 ご参加いただいた馬場先生をはじめ、各種委員の人には心から感謝しております。

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