ウィーンへの研究旅行32009年12月19日 01:00

講演会の様子です。

ゼミ2日目の昼食は、大学近くのレストランにて、教授やゼミの学生さん達とともにいただきました。

その際にオーストリアの訛について興味深い話がありました。 オーストリアは完全にドイツ語圏なのですが、単語や発音に多少の違いがあるそうです。 たとえば、「s」の発音はドイツでは濁るのですが、オーストリアでは濁りません。 一例を挙げれば、「sondern」は、ドイツでは「ゾンダーン」と発音するのに対して、オーストリアでは「ソンダーン」となります。

また、北ドイツでは「美味しい」という場合に「lecker (レッカー)」という言葉を用いる人が多いのですが、オーストリアや南東部ドイツでは(その意味は通じるけれど)使用しないのだそうです。 日本でいえば、関西で関東の言葉を使うようなイメージなのでしょうか。 同じように、最近北部ドイツでは「さようなら」を「チュース」ということが多いのですが、オーストリアでは使わないそうです。 お店の人なども皆さん、きっちりと「アウフ・ヴィーダーゼーエン」と仰っていました。

さて、ゼミが終了したあとは、ウィーン大学の本部に場所を移してN教授の講演会が開催されました。 日本の消費者保護の現状についてドイツ語によるご講演でした。 ウィーン大学の教授方も多数来場され、また学生さんも相当数参加されていました。 ご講演後の討論会では、非常に多くの質問が出され闊達な議論がなされていました。 とくに、日本での私大授業料および入学金の返還訴訟については大くの方々が興味を持っておられたようです。

ご講演終了後は、大学近くのレストランで夕食をとりながら、ウィーン大教授3名と日本側の教員とで懇親会と相成りました。 楽しい雰囲気での会食は夜12時まで続きました(さすがにドイツ語ばかりでしたので、最後は思考停止状態でした…)。

このように今回は大変良い勉強の機会を得ることができ、S教授とN教授には心より感謝しております。 この経験を今後に生かせればと心新たにしているところです。

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