ハンブルク2009年07月09日 17:19

先日、ハンブルクに行って来ました。 滞在先のミュンスターからは鉄道で2時間少々のところにあります。 ドイツ最大の港湾都市で、人口も180万人に近いそうです。

今回、この街にあるマックスプランク研究所(外国私法・国際私法)を訪れてきました。 ハンブルク中央駅から1駅移動した「ダムトーア」という駅から徒歩数分という便利なところに位置していました。

一般的な大学の施設とは異なって、入館はなかなか厳重で、さらに書庫に下りる際にも再度セキュリティーがかかっていました。 あちこちと案内していただいたのですが、国内外の貴重な書物がたくさん置かれているようです。 アジア分類の書庫には日本の私法関係の書物もそれなりに保管されていて、久しぶりに日本語の雑誌をたくさん見ることができました。

さて、上記の写真ですが、ドイツ鉄道(DB)の出発案内表示です。 帰りのICの出発を待っているときに撮影しました。 ウェブ上では確認できるか分かりませんが、表示板の上部に「etwa 40 Min spaeter」と出ています。 つまり、「約40分遅れ」という掲示です。

こちらの鉄道は10分から20分の遅れは日常茶飯事ですので、遅れることを見越して移動計画を立てなければいけません。 とくに乗り換える必要がある時には十分余裕をもって予約しておかなければ痛い目にあってしまいます。 座席を予約しなければ問題はないのでしょうが(実際に予約しないドイツ人は多いようです)、ICEやICなどの特急は特に混雑しますので、座れなくなることも多いようです。

今回は乗換え無しのICを予約していたので問題はなかったとはいえ、さすがに40分遅れはひどいものです。 どこかへ行くというわけにも行かず、ホームでひたすら待つしかありません。

ということで、少々怒りを込めて案内表示板を撮影してきました。 改めて、日本の電車の正確さに敬服する次第です。

音楽会の練習に出くわす2009年07月16日 21:52

少し前の日曜日になりますが、ミュンスター・ドーム(教会)で行われる演奏会の練習風景を見ることができました。

ドイツでは、営業時間を規制する法律があるため、どこの街も日曜日は閑散としているそうです。 ここミュンスターはとくに時間外営業に厳しいようで、日曜は完全に街全体が閉まってしまいます。

ドイツの人たちはどうしているかというと、家でお茶をしたり、散歩をしたりと、日曜日は家族でノンビリと過ごすことが習慣になっているようです。 郷に入っては郷に従えということで、私達も普段の日曜日は家族でノンビリと過ごすことにしています。

幸いなことに、我々の住んでいるゲスト・ハウスには、キンダー・シュピール・ラウム(子どもの遊び部屋)や砂場のある中庭、そしてテニス場や卓球台があります。 子ども達と休みを過ごすには最適な設備が整っています(感謝)。

また、徒歩5分のところにはアー・ゼー(アー湖)があり、周回の散歩道や公園が整備されています。 ドイツの春から夏はちょうど良い気候ですので、ここでも多くの人たちが思い思いに休日を楽しんでいるようです。 散歩、日向ぼっこ、ヨット、自転車、ジョギング、バーベキューなどなど。 私も子どもを連れて時々散歩に行くことがあります。

さて、そうはいっても、日本の生活に慣れた私達としては、やはり早々に時間をもてあましてしまうことがよくあります(何かしていなければ気がすまない私の性格によるのかもしれませんが…)。 そんなこんなで、ちょうど先日の日曜日はドーム・プラッツで行われる朝市に行くことにしました。

そのとき、たまたまドーム教会に入ったところ、幸運にも、夜7時から行われるコンサートの練習が行われていました。 子どもがまだ小さいのでコンサートには行ったことがなかったので、このような形で本場の市民オーケストラの雰囲気を体験することができて良かったです。 子ども達も興味仕切りの様子でしたので、また子供向けの音楽会でもあれば行ってみたいところです。