ドイツのテレビ番組2009年05月03日 09:33

こちらのゲステハウスには、有難いことにテレビも設置されています。 ドイツ語の放送はほとんど理解できませんが、勉強の意味を込めてなるべくテレビを見ようと思っています(結構な苦痛ですが…)。

こちらでは、一般放送が10チャンネルあって、さらにケーブルテレビで20数チャンネル(ただし映らないチャンネルも複数あり)を視聴できます。 そのうち、英語での番組はCNNのみです。

ドイツのテレビの傾向ですが、まだ良く分からないなりに、バラエティーではトーク番組が多いように思います。 夜遅めの時間帯は、色々なチャンネルでラフな格好のおじさんとおばさんがなにやら熱く語り合っています(おそらくドイツの有名人なのでしょが…)。 議論の好きなお国柄なんだと改めて思わされます。

ドラマや映画は、ドイツのものも当然やっているようですが、アメリカのものをドイツ語吹き替えで多く放送しているようです。 また、先日は日本の映画も放送されていました(中国や韓国など、東洋系の映画もわりと放映しているようです)。 私は見ていませんが、昨日は「着信あり」という日本のホラー映画を放映していました。

そして、やはり日本のアニメ番組は数多く放映されています(今放送されているのは、ポケモン、遊戯王、ワンピースなど)。 これらは昼間の時間帯が多いのでなかなか見れませんが、子ども番組は日常会話の勉強にはちょうど良いように思います。

その他に感じたことは、コマーシャル休憩の回数が少なく、一度コマーシャルに入ると長々と放送している、なぜか8時15分からドラマや映画がなどが始まる、いわゆるテロップが少ない、といったところでしょうか。

ただ正直よく分からないことが多いので、もう少し内容が理解できるようになってから、コメントを追加してみたいと思います。

どのような番組を放映しているか興味のある人は、YAHOOドイツのTV欄を見てもらえれば、放送プログラムを見ることができます。

ちょっとした聞き違い。2009年05月08日 17:43

共同研究室の机をお借りしているのですが、そこに設置してあるパソコンのIDとパスワードを申請しています。 その申請の際に、ちょっと情けないことがありました。

私の所属するインスティチュートにいる秘書さんのところに申請書を持って行ったときのことです。

秘書さんが少々早口で、該当部署に申請書を手渡しておくよと言ったあとに、「パソコンを使用する際にはいつも『パスポート』がいりますよ」という説明がありました。 あれっと思いながらも、私は申請の際に必要ということだろうと思って、「今日はパスポートを持っていないから、あす持ってきます」と伝えました。 すると、秘書さんは「違う、違う」とビックリしたように言って、また何やら早口で説明をしてくれました。

結局のところ良く分からなかったので、「大変申し訳ないけれど、要旨をメールに書いて送ってください」とお願いしました。 秘書さんは苦笑いをしながら「まあ分かりました…」と仰っていました(そのあと、語学コースに行った方が良いね、と言うこともしっかり付け加えていただきました)。

さて、その後に秘書さんからのメールを見て笑ってしまいました。 ドイツ語では「パスワード」のことを「パスヴォルト(Passwort)」と言うのですが、私はこれを「パスポート」と聞き間違えてしまったのです。 つまり「パソコンを使用する際にはいつも『パスワード』がいりますよ」という単純な話でした。

よく考えるとドイツ語の会話の中に英語である「パスポート」と言う単語は出てこないはずなんですが…、いったんパスポートと思い込んでしまうと、もうずっと「パスポート」としか聞こえてこないんですね。 ちなみに、ドイツでは「パスポート(Passport)」とは言わず、「パス(Pass)」だけを使うようです(パスポートでも英語という認識で一般的に通じるようですが…)。

ドイツでも最近は英語があふれて来ているようで、私のようにたいして英語もできない人間にとっては、余計にややこしいことになってしまいます。 また、もともと似ているけれど、ちょっと違う言葉もたくさんあります(「ナイン」と「ノイン」など)。 ドイツ人にとってはドイツ語は母国語で英語は外国語なので、当然にその違いは普通に分かるわけですが、両方が外国語の人間にとっては、ドイツ語なのか英語なのかがすぐには分からないことがよくあります。

とはいえ、誰しも外国語に慣れないうちは、こういうミスを連発するんでしょうね。