ミュンスター到着2009年04月02日 18:24

昨日、ミュンスターに無事に到着しました。 立派なゲストハウスを借りることができて、家族ともども喜んでいます。

何とかインターネットもつなげることができたので(接続手順などすべてがドイツ語なので、少々手間取りました…)、これからはメールの利用やブログの更新も可能になります。 もう少し落ち着いた頃に、街の様子などをアップしたいと思います。

さて、ドイツには3月20日に到着していたのですが、しばらくボッフムの知人宅にてお世話になっていました。 そのお宅は長らくドイツで生活をされているご家族なので、生活様式の違いなどいろいろと教わることができました。

最後に、問題の私の語学力ですが、ドイツ語はまったく聞き取ることができず、言いたいこともまともに話すことができない状況で、正直に言ってもっと準備をしておくべきだったと反省しきりです。 大学の語学コースを履修しつつ、まずは会話力を身につけたいと思います。

この1年間が実り多き年になることを祈りつつ、まずは最初の記事といたします。

ミュンスター城ほか2009年04月07日 08:22

昨日の5日(日)は、市街地に出る道すがら、すぐ近くにあるミュンスター城に立ち寄ってみました。 大きなお城にきれいな庭、そして裏手には(星型の)植物園があって、これからの季節には持って来いの散歩道になりそうです。 その後、買出しのために市街地に出たのですが、ほぼすべてのお店が閉まっていて、街中は閑散としていました。 ただ、ドーム(教会)ではちょうどミサが行われていて、ここだけは大勢の市民が詰め掛けていました。 これまではあまり日本との違いを感じていなかったのですが、ここにきて文化の違いを大いに感じることができました。

今日6日(月)からは子ども達の幼稚園が始まったので、朝は妻とともに幼稚園まで見送りに行きました。 ボッフムにて1週間ほど地元の幼稚園に通わせてもらっていたので、こちらに来てもスムーズに入って行けたようです。 その後は、幼稚園の契約書と住居の賃貸借契約書としばらく向き合いました。 仕事柄ある程度は理解できたのですが、しかし色々な違いもあってなかなか面白かったです(また折をみて分析してみようと思います)。

※以下は、少しさかのぼりますが、これまでの様子を備忘録もかねて簡単に記載しておきます。

4月1日(水)にミュンスターに到着して、まずは銀行口座を開設したあと、翌日の2日には市役所にて住民登録を済ませました。 ドーム広場の周りの中心街は相当に道が入り組んでいて、市役所に行き着くまでにかなり迷いました。 結局、道行く人に手当たり次第に道を聞いて何とかたどり着いた次第です(おかげで道を尋ねるのはうまくなりました…)。 先に書いた日曜日の様子とはまるで違い、平日にもかかわらず大勢の人出でにぎわっていました。

3日(金)には、受け入れてくださる教授に大学でお会いして、直々に研究室や法学部棟を案内していただきました。 そのあと、私の家族と研究員の方々とともに教授のご自宅にお招きいただいて、お茶とケーキをご馳走になりました。 予め聞いていたとおりの大変気さくな先生でしたので、ここで少し安心することができました。 ただ、研究員の方々とはあまりお話ができなかったので、これから色々と交流がもてればと思います(そのためにも、まずはドイツ語力のアップが課題ですね)。

4日(土)は子ども達を動物園に連れて行きました。 日本の動物園では見かけない動物がいたり(途中までは辞書で調べていたのですが、面倒になってやめました…)、随所に子供用の遊具が置いてあったりと、雰囲気の違いを楽しんできました。 イルカショーもドイツ語で行われていて新鮮でした(当然なんですが)。

概して、これまでお会いしたドイツ人は大変に親切な人ばかりで、私の下手なドイツ語にも辛抱強く付き合ってくれました。 ボッフムやミュンスターは大都会とは違うからなのかもしれませんが、なんにせよ今のところ日本と似た面が多いとの印象を得ています。 これから色々な観点で市民生活を観察してみたいと思います。

ゲステハウス(住まい)2009年04月14日 06:19

ドイツでの生活にあたって、ミュンスター大学のゲステハウスの一室をお借りしています。 家具から食器類に至るまで様々なものが付属していますので、海外からやってくるゲスト研究者や家族にとっては大変ありがたいです。 ゲステハウスの一角には、会議室や子ども用の遊び部屋など、また屋外には砂場やテニスコートなどもあって、まさに至れり尽くせりといった感じです。 建物自体は多少古そうですが、部屋の中は改装されていて大変きれいです(我々家族はメゾネットタイプの2LDKです)。

さて、この週末、10日(金)から13日(月)はイースターの祭日でした。 ちょうどこの時期、大学などは春休み期間にあたるようで、幸か不幸か、私がミュンスターに来た頃からしばらく休みが続いています。 ということで、この1週間は買い物に行ったり、博物館に行ったり、ドームでの朝市に行ったりと、ゆっくりとミュンスターの街を楽しむことができました(もちろん、ドイツ語の勉強も多少はしておりましたが…)。

こちらに来て以来、天気が悪いと聞いていたのが嘘のようにずっと快晴が続いていて、気温もおそらくは20度を越すような陽気です。 こちらの人は多少寒くても半そでに短パン姿が多く、また、平日からオープンカフェで陽気にビールを飲んでいるのが少々不思議です(学校関係者ばかりでもないでしょうし)。 のんびりとした土地柄なのでしょうか。

まもなく、4月15日(水)から大学では講義が再開するようです。 明日から研究室や図書館に行って研究環境を確認しつつ、日々の生活リズムを整えて行きたいところです。 また、大学の様子などもお伝えできればと思います。

法学部棟(ミュンスター大学)2009年04月18日 05:28

ミュンスター大学の法学部棟前で写真を撮りました。

法学部棟の案内表示(次の記事にてアップ)があるため、おそらく正面入口に当たると思われます。 ただし、建物がロ形になっているため、あと2つある別の入口が正面の可能性もあります(ちなみに、人の出入りはこの入口がもっとも少ないようです)。

<ひとつの記事にひとつの画像しかアップできないようなので、大学の別画像は次の記事に順次続けます>

さて昨日になりますが、長期の滞在許可申請のために市役所に出向きました。 保険の対象項目など不安な点もあったのですが、無事に許可が下りてほっとしました。 担当の方は少し年配の男性で、はじめは無愛想な人だなと思ったのですが、子ども達が愛想を振りまいてくれたおかげか、最後には「無事に手続きが終了しました。ドイツでの滞在を楽しんでください!」と言ってにこやかに硬い握手を交わしてくれました。

少し慣れてきて普段の生活に入っていくと、街の中には一見すると無愛想な人もそれなりに見受けられます。 たとえばバスの運転手さんや郊外型大型スーパーの店員さんなどは、総じて笑顔がなく、私の下手なドイツ語にもあまり付き合ってはくれません(ドイツ語が通じたとしても無愛想なのかも…)。

ただ、あらかじめ聞いていたほどには店員さんのサービス精神が低いようにも感じません(良い意味で、日本の意識が高過ぎるのかもしれませんね)。 たとえ文法的に間違ったドイツ語であっても、一生懸命に話をすれば、ほとんどのお店の店員さんも、また一般の人も好意的に話を聞いてくれるように思います。

表情が硬いのは、おそらく、ふらっと外国人がやってきて、よく分からないドイツ語で話をされると、地元の人は少々面食らってしまうところがあるのでしょう。 それでも一生懸命話をしていると、これはちゃんと聞いてあげないといけない、ということになって、真剣な表情でじっくり聞いてくれるのだと思います。 そのため、笑顔がなく、なんだか怒っているのかな、とこちらは感じてしまうといったところでしょうか。

まあ、このように都合よく考えて、こちらは少しでもにこやかに、これからもなるべく外に出て行きたいところです。

法学部棟22009年04月18日 06:44

法学部棟の入口にある案内表示板です。

ドイツの他の法学部がどのような状況か知りませんが、(経済学部も併置されているとはいえ)少なくともここミュンスター大学の法学部棟は非常に広いです。 受け入れてくださった教授の部屋だけでもいくつもあって、秘書や数名の研究員の方がいて、さらに学生さんが多数出入りしています。 また図書施設も、図書館とは別に法学部図書室、ゼミ図書室があり、学生さん用のロッカーも至る所に見られました。