年頭の所感2008年01月05日 11:05

昨年1年間は、研究という意味では少々停滞気味の年になったように思います。 一昨年秋の学会での報告を終えて以降、年明けから春にかけて前半はゆっくりしてしまいました(報告に向けて無理をしすぎたので、いわばリハビリテーション期間といったところでしょうか?)。 春休み以降は判例評釈もいくつか書いたのですが、残念ながら公表するまでには至りませんでした。 また、私事になりますが、連休には引越しをしましたので、そのドタバタもあって、夏休みまではなかなか落ち着きませんでした。

夏休みには、09年度のドイツ留学が決まったこともあって、ゲーテ・インスティテュート大阪校の夏季集中講義を受講していたため、ドイツ語三昧の日々でした(そのわりに、あまり上達した気がしないのはなぜでしょうか…)。 それもあって、もっとも研究を進めるべき時期にあって、論文の下書きが1本しか書けませんでした。 後期講義期間が始まると、専門講義が週2コマ、非常勤が週2コマ、ゼミ3コマと講義が増えたこと、入試関係の仕事が始まったことなどもあって、ほとんど研究にはなりませんでした。

このように07年度を振り返ってみると、研究面では一定の停滞期であったといえるかもしれません。 しかし、このような時期であったからこそ、いくつかの新しい問題意識やアイディアが出てきました。 長い人生においては、次へのステップとして、ある程度の停滞期も必要なのかもしれませんね。

ということで、学生さんたちにもよく言うのですが、こういう時期を乗り越えられたからこそ、新しい年は「飛躍の年」にしたいものです。

定期試験週間に突入、ほか2008年01月16日 16:59

関学大では昨日から定期試験期間に入りました。 学生さんは、自分の努力や能力を試すことのできる好機と捉えて(なかなかそうも思えないでしょうけれど…)、ぜひしっかりと頑張ってください。

私の担当する民法Dの試験は22日(火)ですので、それまで個人的には少々時間が取れそうです(その後は採点地獄が待っておりますが…)。 本年はドイツ語およびドイツ民法の学習・研究の年にしようと思っておりますので、その準備を多少なりとも進めておきたいものです。

ところで、一昨日の休日には子供たちを連れて奈良県橿原市にある昆虫館に行ってきました。 伊丹と箕面の昆虫館と比べても相当立派な建物で、子供ももちろんですが、大人でもそれなりに楽しめました。

http://www.city.kashihara.nara.jp/insect/index.html

そのあとは、個人的な興味で、石舞台古墳や高松塚古墳の方へ足を伸ばす予定でした。 しかし、昆虫館の出口付近で、他の家族連れが「次は科学館に行こう」と言ったのを妻が聞き逃すはずもなく、結局、同市立こども科学館に行くことになりました。 行ってみれば、子供たちは大喜びで、私も一緒に楽しむことができました。

http://www.city.kashihara.nara.jp/science/top-page/top-page.htm

歴史のロマンはまたの機会に…。